店内の中央にある大きな薪窯が目をひく、薪窯レストラン「ZONA VOCE(ゾナヴォーチェ)」。
福島屋本店の向かい側、ファンタスの並びにお店がございます。
国産小麦のピッツァやパン、パスタやサラダなど福島屋でも取り扱っている素材を活かした料理をお楽しみいただけるレストランで、滋味深い味わいを求めて、ランチタイムには多くのお客様で賑わいます。



ZONAVOCEの料理に使われている素材の一部に、お店の前にある福島屋の自社農園で栽培した野菜などが使われています。今回は、この自社農園の取り組みをご紹介いたします。
農園の管理を任されている株式会社アンドファームユギの大神さんにお話をお聞きしました。
有機JAS認証基準の肥料を使い栽培
アンドファームユギは八王子市を拠点とした農業会社。有機JAS認証を取得した農場で野菜を栽培されています。
福島屋本店でもアンドファームユギの有機ニンジンが並ぶなど、ここ数年、福島屋と関係が深まっている会社でもあります。
福島屋の自社農園では、有機JAS認証を取得していないものの化学肥料や農薬に頼らずに、有機JAS認証と同じ基準の肥料を使い栽培がされています。

「今は、玉ねぎやズッキーニ、リーフレタスやサニーレタスとか。あとはルッコラや春菊、紫水菜といった葉物野菜。お店の入口の前にあるのがジャガイモ、それからハウスの中ではイチゴを育てています。」
「基本的にお店で料理に使う野菜を育てていて、福島屋本店でのお惣菜でも使ったり、色々な所で活用されています。」





大神さんによる農園の管理は、2025年の6月頃からスタート。
福島屋社内の担当者と相談しながら育てる野菜の種類を決めています。
今後は栽培方法についても実験を行いながら試行錯誤をしていきたいと意気込みを語ってくださいました。
一日のなかでも天気がコロコロと変化する新緑の5月初旬。
雨露に濡れた春菊の茎をその場で味見させてもらったら、春菊独特の風味が鼻を通り抜けました。


収穫した野菜はその場で軽く水洗いして、すぐにZONAVOCEの厨房へ。
自社農園で育てた野菜を、隣のお店で調理して提供する。地産地消を体現する取り組みでもあります。

ZONAVOCEでは、お客様にお出しする料理の食材が目の前の畑で採れたものであることをお伝えしています。
「ここで採れたイチゴがサラダに入ってることをスタッフがお客様にお伝えすると『あ、ここで採れたものなんだ』っていうポジティブな反応があるそうなので、嬉しく思っています。」
食卓と畑のつながりが見えることによって、お客様の安心や満足度にもつながっているようでした。
※ZONAVOCEの料理で使って野菜は時期によって異なりますので、詳しくは店舗スタッフにお尋ねください。
イチゴの栽培に初めて挑戦
「今年からの試みで初めてイチゴを育てたのですが、うまく育って、結構自信作です。」
ハウスの中で育てられていたのは「東京おひさまベリー」「よつぼし」という2つの品種のイチゴです。


2025年の9月頃に植えたという苗木は時間をかけて大きく育ち、赤く熟したイチゴがあちこちに。
味見させてもらったら、しっかりとした甘みのなかに酸味もある昔ながらの美味しいイチゴの味わい。

イチゴの畝の脇には、ニンニクが植えられていました。
「防虫効果を狙ったものです。匂いが虫を遠ざけてくれるようです。」
コンパニオンプランツという栽培方法で、害虫除けのほか病気の抑制にもつながるのだとか。
他にも、アブラムシ対策として天敵のテントウムシを入れる工夫しています。
デリケートなイチゴ栽培、有機JAS規格で認められている農薬を使いつつ、できるだけ農薬に頼らない方法を模索しています。
自社農園の恵みをご家庭でも

ZONAVOCEで料理に使う以外に、農園で収穫できたイチゴや野菜は福島屋本店にて販売もしております。
タイミングによっては在庫がない場合もございますので、見つけた時にはぜひお手にとってみてください。
福島屋自社農園の恵みをご家庭でもお楽しみ頂けたら幸いです。
福島屋 自社農園産イチゴ「東京おひさまベリー」
100gあたり 213円(税込)
※自社農園のイチゴや野菜は、福島屋本店のみでの販売となります。
※イチゴは、5月中旬で収穫が終了予定です。売り切れの場合もございますのでご了承ください。
